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欧州連合の機構


欧州連合(EU)は、平和を守り経済と社会の進歩を促進するために結束した27の加盟国から成り、共通の機関を有する欧州の3つの共同体を合体したものです。まず、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が 1951年に締結されたパリ条約によって創設され、それに続いて欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(ユーラトム)が1957年のローマ条約によって設立されました。 1986年の単一欧州議定書の下で3つの共同体はすべての域内国境を徐々に廃止し、ついには単一市場を完成させました。そして、1992年にマーストリヒトで調印された欧州連合条約(マーストリヒト条約)により、特定の分野で政府間協力を図りつつ経済通貨同盟を目指す欧州連合を誕生させたのです。なお、ECSC条約は、条約の規定に基づき、設立後50年を迎えた2002年7月に失効しました。

1990年代には、EU域内の国境の多くで入国・税関審査が廃止され、EU市民の移動がより自由になりました。2002年1月1日には12カ国で単一通貨ユーロの流通が開始され、その後、2007年にスロヴェニア、2008年にキプロスとマルタ、2009年にスロヴァキアがユーロ導入国となりました。

EUは以下に挙げる機関によって運営されています。民主的に選ばれた欧州議会、加盟国を代表する閣僚によって構成される欧州連合理事会、元首・政府首脳から成る欧州理事会、基本条約の守護者であり、共同体法を提案し実施する権限をもつ欧州委員会、共同体法が遵守されるように図る欧州裁判所、そして、EUの財政管理を監査する会計監査院です。さらに、経済的、社会的、地域的な利益を代表するいくつかの諮問機関があります。また、バランスのとれたEUの発展に寄与するプロジェクトの資金調達を円滑に進めるために欧州投資銀行が設立されています。


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