欧州連合(EU)の研究・技術枠組み計画(FP6)は、国際的な研究協力の枠組みとしては、これまでで最大規模のものとなっています。
EUがこれまでに行ってきた枠組み計画は、いずれも大きな成果を挙げてきています。研究におけるコラボレーションは、持続可能な開発、安全基準、移動通信、航空宇宙など、数多くの技術分野において欧州が占める先駆的地位を確固たるものにしてきました。国際的なコラボレーションのおかげで、革新的なアイデアが世界市場に速やかに行き渡るとともに、共通の技術規格・基準という通商の基盤が構築されてきました。
FP6の特徴の一つに、欧州の研究者間の協力があります。各研究プロジェクトには、EU加盟国および関係諸国(ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン、イスラエル)のうち、少なくとも3カ国の参加が必要となっています。もう一つの特徴は、研究機関や大学のみならず産業界や行政機関も研究プロジェクトの参加者に名を連ねていることです。
FP6はあらゆる研究分野を対象としています。
- 情報社会技術(IST)
- 生命科学、健康のためのゲノミクス、バイオテクノロジー
- ナノテクノロジー、機能材料、新生産プロセス
- 航空・宇宙技術
- 食品の品質と安全
- 持続可能な開発(エネルギー、陸上・海上運輸技術、地球変動、エコシステム)
- 知識社会における市民とガバナンス
- 科学技術の要請に対する政策的支援と予見
研究の対象分野に関する詳細は、下記のリンクをご参照ください。
EUはFP6への日本からの参加を歓迎
欧州連合(EU)は、日本のパートナーがFP6のプロジェクトに参加することを奨励かつ歓迎しています。欧州のパートナーは、日本には優秀な科学者がおり、高水準の研究機関と大きな可能性を持つ革新的な企業が存在することを、認識しています。
研修・留学制度
研究者の移動に関しては、国際的な研修および留学制度の公募を行っています。特に日本の研究者に関係するものを以下に示します。
- 日本のトップクラスの研究者個人に対して、最長で2年間、欧州の研究機関において研究を行う機会を提供する。(受け入れ研究機関による応募が必要となる)
- 欧州の研究者個人に対して、最長で2年間、日本の研究機関において研究を行う機会を提供する。(あらゆる科学研究分野が対象となる)
- 日本の研究機関が、若手研究者や科学者を対象とした欧州の研修ネットワークに参加することができるようにする。(国際博士課程プログラムを含む)
より詳しい内容については、下記のリンクをご参照ください。
プロジェクト選考のための専門家の招聘
欧州委員会は、提案されたプロジェクトの評価を支援し、かつFP6プロジェクトの監督を補佐するため、独立した専門家を求めており、日本からの応募を奨励しています。なお、研究機関が専門家のリストを提出することもできます。
研究パートナーの検索
共同研究プロジェクトの提案に参加するための第一歩は、パートナーを見つけることです。EU研究開発ウェブサイト(www.cordis.lu)は、大変高度なパートナー検索機能を提供しています。また、このサイト上では、欧州の12,000もの研究者および研究チームについて、そのFP6 のプロジェクトに対する関心が公開されおり、そこからの検索も可能となっています。そこに登場するすべての研究者とチームが、パートナーを求めています。
FP6とその公募に関する情報はすべて下記のウェブサイトに掲載されています。
- EU研究開発ウェブサイト (http://www.cordis.lu)
FP6の知的所有権に関する情報は以下をご覧ください。
