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日・EUデザインコンペティション2008 入賞者発表

2008/10/31

EU News 211/2008

「子どものためのデザイン」をテーマに開催された今年の日・EUデザインコンペティションの入賞者発表・授賞式が本日、「100%Design Tokyo」の一環として明治神宮外苑で行われました。

最優秀作品賞には、滋賀県立大学の南和宏(みなみ・かずひろ)氏の作品「子供に地球温暖化について考えさせるノート」が選ばれ、ダイムラー社(ドイツ)での3カ月間のデザイン研修とゲーテ・インスティチュート(同、希望する場合のみ)での4週間のドイツ語学習、およびドイツとの往復航空券が授与されました。

デザイン・コンペティションは日本においてヨーロッパとそのデザイン文化、またデザインを学ぶ機会について認識を高めることを目指して行われています。本コンペティションは、在京のEU加盟国大使館、文化機関、駐日欧州委員会代表部、(財)日本産業デザイン振興会(JIDPO)および社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)が共催しています。

今年は、3名の日本人——プロダクトデザイナーの倉方雅行氏、松本有氏およびデザインジャーナリストの川上典李子氏——と、EUを代表して3加盟国から、カーリン・シュミット=ルーラント教授(ドイツ)、プロダクトデザイナーのセバスチャン・コルドレアニ&フランク・フォンタナ氏(フランス)およびレッジョ・チルドレン[1]のパオラ・カヴァッツォーニ氏(イタリア)により審査が行われました。

南氏の作品は、ページをめくるごとに、北極の氷が溶け、動物たちの住み家がなくなる様子を示したノートを使うことで、子供たちに地球温暖化について考えることを促します。

本日の授賞式で、審査委員長をつとめた倉方雅行氏は、「日・EUデザイン・コンペティションには3年間かかわっているが、このコンペティションのユニークな点は賞金ではなく入賞者に『経験』を授与するところにあり、最優秀作品賞受賞者が、自身で自由に賞を選べることにある」と述べた。

また、東京藝術大学大学院の西尾美也(にしお・よしなり)氏の「くふぅく」——服を不具合にデザインすることで、子どもたちに工夫して服を着ることを促す作品——および岡山県立大学の田中研一(たなか・けんいち)氏の<ANIMAG>——動物の頭部、後部がマグネットでつながっており、部位をはめ替えることができる木製のおもちゃ——が入選を果たした。

西尾氏には、「レッジョ・チルドレン」での1週間の研修とイタリア・ボローニャのルナ芸術自由大学の企画による「子どものためのデザイン(Design for kids)」に関連した工房や美術館等への1週間の訪問旅行およびイタリア文化会館から往復航空券が、また田中氏には前述の工房・美術館への1週間の訪問旅行と航空券が授与されました。

さらに、ヨーロッパ人デザイナーのクラウディオ・コルッチ氏より特別賞として、大阪芸術大学の佐藤慶太(さいとう・けいた)氏の作品——使う時だけ針が自然に出る押しピン——「PLUS」に、在日フランス大使館と共同で、宿泊とエールフランスの往復航空券を含む、東京およびパリのクラウディオ・コルッチ・デザインでの3ヵ月間の研修が授与されました。

お問い合わせ:

小関 真理  Tel: 03-3239-0464/ Mari.Koseki@ec.europa.eu
末常美和子  Tel: 03-3239-0430/ Miwako.Suetsune@ec.europa.eu



[1]イタリア・レッジョ市の出資により1994年に設立された半官半民の児童教育研究機関



「子供に地球温暖化について考えさせるノート」
by 南和宏
「くふぅく」 by 西尾美也
   
「ANIMAG」 by 田中研一 「PLUS」 by 佐藤慶太

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