シルビア・コフラー
欧州連合(EU)駐日欧州委員会代表部広報部長
イタリア国籍の典型的なEU市民。ドイツ語を母語とする少数民族が住む北イタリア・ドロミテ山岳地帯に生まれ育ったため、欧州のマイノリティ(少数者)問題に詳しい。欧州にはマイノリティが数多く存在するが、この地方で行われている取り組みはマイノリティ問題対策のベストプラクティスとしてしばしば高く評価されている。
オーストリア(インスブルック)およびイタリア(パドヴァ)で法律を学び、パドヴァ大学で国際法の学位を取得。
銀行の法務部門、後に財務管理部門での勤務(ルクセンブルグ、ミラノ)を通じて民間部門での経験を積んだ後、1992年に欧州委員会(ブリュッセル)に入る。欧州連合(EU)理事会事務総局で開発政策に携わった後、官房室プレス担当を6年間務め、あらゆる部門におけるEUの政策・行動の全体像を把握する機会を得る。また、EUを報道するジャーナリストが1,000人以上活動するブリュッセルで、世界最大規模の国際記者団に対応するという貴重な経験を積む。
2000年にブリュッセルを離れ、その後4年間、駐ロシア欧州委員会代表部の広報部長として以前から深い関心を寄せていたロシアの文化や社会と関わる。国民の生活が危険にさらされる状況が日常化している同国で、EUとロシアの戦略的パートナーシップ強化の必要性を訴え続けた。
その後、欧州委員会本部でEUの通商政策に関する広報活動の責任者という職を経て、「日・EU市民交流年」の2005年、EUの主要メッセージを伝え、また、EUに関する一般的な情報を広めるべく日本に派遣される。広報部長としての在任4年間に、日本におけるEUの存在感を高め、日本の人々に、EUが貿易相手としてだけではなく政治的にも重要なパートナーであるということを理解してもらうよう務める所存である。また、最低でも新聞の見出しを理解できる程度(希望はそれ以上であるが、現実的な目標として)の日本語能力を身につけることを目指している。
東京では夫と2人の娘サラ(5才)とソフィア(3才)と暮らす。また、言語に関しても典型的なヨーロッパ人で、5カ国語を流暢に話す。ロシア語も堪能。